相談室Library

相談室 Libraryは2003年9月まで運用していた掲示板「子どもの目の相談室」でやりとりのあったデータを掲載しているものです。

子どもの目でお悩みの方にご活用いただければ幸いです。

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質問内容

2歳の遠視について

今、2歳1ヶ月になる娘の事です。
半年前、左眼が時々内向きになるのにきずいて病院に行ったのですが、検査がうまく出来なくて半年後(2日前)同じ検査をした所”強い遠視ですね”(+5、+6とか?)と言われました。0.5%のアトロピンを1日3回1週間して再度検査をするということでした。
”次の検査でもっと数字は上がるでしょう。早めにメガネをした方がいいでしょう”
と言われたのですが、言われるようにメガネをかけさせた方がいいのでしょうか?
他の病院にも行こうかとも思うのですが、アトロピンという点眼薬を何度もさせてもいいのでしょうか?めがねをかけて悪くなるという事はないのでしょうか?(私が見る限りでは見えているようにしかみえないんですけど。)
宜しくお願いします。

質問への返信

メガネは斜視を矯正し、視力の発達を促す

遠視が原因の内斜視の治療にはメガネがひつようです。メガネをかけるようになると目の位置はよくなります。
遠視度を正確に測定するためにアトロピンの点眼が必要です。遠視があっても、もともと子供はピントを合わせる力が強くて本来もっている遠視を隠してしまう。調節麻痺下屈折検査といいますが、アトロピンの点眼でピントを合わせる毛様筋を麻痺させると、水面下の遠視が全部出てきてメガネの度が正確に決定できます。
メガネは斜視を矯正するためと視力の発達を促すこと、それが目的です。

アトロピン点眼

0.5%アトロピン点眼は、1日2-3回、3-5日間点眼がふつうです。
副作用を防ぐために、赤ちゃんの場合特に、目頭を押さえてのどに苦い薬がいかないようにすること。これは説明を受けたと思いますが。

治療の目的がわかり安心

お返事ありがとうございました。
私達が眼に対しての知識がなく、病院の先生に何を聞いていいのかもわからなかったので大変不安でした。
しかし、先生のお話を聞いて、その治療の目的がわかりすごく安心することが出来ました。
これから、病院の先生の指示に従い治療をしたいと思います。
今後、検査の結果や治療内容について不安になったりした時には、また相談させて頂きたいと思っておりますので、その時は是非宜しくお願いします。
ありがとうございました。

「子どもの目の相談室・掲示板」の過去の記事

弱視に対する不安の軽減や弱視訓練の不安解消などにご活用下さい。

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目に関するよくある質問

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2003年9月まで運営していた「子どもの目の相談室」のデータをまとめたものです。主に眼科医が弱視治療などに対する回答をしています。

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