質問内容
内斜視の手術
4歳6ヶ月の娘は、内斜視で、2歳10ヶ月から眼鏡をかけています。アイパッチも一日2~4時間右目にだけつけています。現在の矯正視力は右1.0左0.5で、両眼視はできていないようです。主治医の先生から、すぐではないけど入学前に一度手術をしましょうと言われています。
斜視の手術って、結局、見た目を良くする為の手術ですよね。目の位置が治ったからといってもそれで両眼視ができるようになる訳ではないですよね。両眼視ができるようになるには、今のように、眼鏡をかけ、アイパッチをしているだけで良いのでしょうか?
主治医の先生は、まず左眼の視力をあげることが先決だと言われましたが・・・検査の度に「なかなか視力上がらないね?」と言われ続けていると、今のままでいいのかなと不安がつのるこの頃です。参考にしたいので、Y先生の内斜視治療の方針なども教えていただけると、うれしいのですが・・・よろしくお願いします。
質問への返信
入学頃にまだ斜視が相当残っていれば手術が必要
視力は0.5あるのですからがっかりすることは全然ありません。一番視力の出る年齢3~4歳にできるだけ頑張ってきたからここまでになったのですから。
これからは、子供さんにも説明して協力を得ること、入学までに両目ともよい視力にしようねとやる気を出してもらう、子供はすべて分かっています。
アイパッチの内容を見直してみてください。手を使う、体を使う訓練を集中的に1時間はやってあとは日常の生活の中で5~6時間はできませんか。
斜視弱視は不同視弱視などよりも強力にパッチをやります。眼の位置については、待てるだけ待って入学頃にまだ斜視が相当残っていれば直してあげたほうがよいでしょう。
両眼視の検査結果がよくないということですが、まず視力、次に眼の位置が大事、両眼視は自然とできてきます。見た目をよくすれば機能もよくなります。
遠視のメガネの度も、低矯正になっていると内斜視を十分矯正できないことがあります。メガネが適正かアトロピンの屈折検査も再度行って確認します。
アイパッチでの登園も検討します
ご入園を前に、親子でドキドキでしょうね。でも、親子でお友達を増やすチャンスですから頑張ってくださいね。大人しくても、子どもも親も必ず積極的な人が声をかけてくれるでしょうし、そこから少しずつ仲間を広げていけば良いと思います。
親は、子どもからの話だけだと幼稚園や学校や友達のことも、子ども自身の外での様子もよくわからないものです。親同士のネットワークを作っておくと、自分の子の見えない部分もわかりますし、お友達や先生の情報もいろいろ入ってきます。だから、子どもよりも親が気の合う仲間ができるかどうか、というのも大事ですよね。親同士が良い関係を持てると、子育ても自分一人で頑張らなくても、みんなで注意して見ててもらえるという安心感も生まれます。
弱視の子がいる場合は、最初の保護者会などの集まりなどで、弱視の訓練のこと、メガネのこと、アイパッチのことなどよく説明してみんなに理解してもらうと良いですよ。いじめ防止にもなりますし、みんなが暖かく見守ってくれると思います。気の合うお友達がたくさんできますように祈ってます。