質問内容
黄斑部の低形成による弱視
半年前、3才児検診で娘の弱視にきがつきました。遠視で、右目がプラス6です。左はほとんど正常で1.2位あります。右目は、0.03ほどしかありません。
しらべていただくと、強い遠視と、網膜に反射がないそうで、黄斑部の低形成によるものだそうです。今、一日6時間のあいパッチをしています。半としたった今では矯正視力が0.2から0.5になりました。しかし、裸眼では依然として0.03ほどです。やはり、黄斑部に異常があるせいでしょうか。なかなか順調に視力がアップしてくれません。とてもなやんでしまいます。あせってます。どうかよきアドバイスをお願いいたします。
質問への返信
裸眼視力は悪くても当たり前
裸眼視力は悪くても当たり前、問題は矯正視力。弱視の治療で視力といったら矯正視力と思って下さい。視力の実力は矯正視力を言います。メガネで0.5あれば立派。まして治療を始めて半年、上々です。これからどんどん視力も発達していきます。
眼底の問題ですが、強度の遠視、弱視の黄斑部の反射は弱いのが普通です。本当の低形成ではこれほど順調に視力は出てきません。悩む理由、あせる理由は全くありません。単なる遠視不同視弱視ですから皆こんなものです。経過順調です。
目標は1.0ですがこれからも治療は中断せずに、パッチの時間も減らしながら、メガネのみで視力が維持できるように入学までは油断なくもっていきます。そうすることで一生良い矯正視力が身につくのです。
パッチをやめればまた悪くなる?
アドバイスありがとうございました。また、がんばる意欲がわいてきました。
矯正視力があがることを目標にパッチで訓練していきます。
矯正視力があがれば、裸眼の視力もでてくることがあるのでしょうか?欲をいえば、女の子ですし、眼鏡なしでの生活にもどれたらな、とねがっています。眼科の先生には『遠視がプラス6もあるのだからまず無理でしょう』らしき事を言われたのですが。
また、6才ごろまでに矯正視力があがったとしても、パッチをやめればまた悪くなるというケ-スもあるのでしょうか。アドバイスよろしくお願いします。
入学後のメガネはケースバイケース
矯正視力が上がれば裸眼視力も良くなります。裸眼で1.0も可能ですが、遠視が5も6もあると同じ1.0でも無理をした1.0であって正視の1.0とは当然質が異なります。
いずれメガネははずせます。しかし7歳までは視力が安定して身につくためには矯正が必要です。その後は本人次第です。不便や疲れがなければはずしても良い。メガネをとったからといって視力が下がる事はありません。
上級生になって勉強が多くなって疲れるからと再びメガネをかける子もいます。その場合、今までの遠視の度よりかなり弱い度のめがねで間に合います。また大きくなってスポーツには良い視力が必要で片目だけコンタクトを入れることもあります。メガネがあったほうが学校生活が楽であれば今までどうりずっとかけている子もいますし、入学後のメガネはケースバイケースです。あまり取り越し苦労はしないでリラックスしましょう。